意見広告・議会報告
寄 稿 原発周辺地域状況と福島出身者としてのお願い 川崎市議会議員 そえだ勝(民主党)
5月13日から3日間、故郷福島の原発周辺地域で放射性物質の現地調査をしてきました。原発から半径約25Km地点にあたる南相馬市をはじめ、約40〜60Km地点の飯舘村、郡山市、福島市などを回りました。
南相馬では瓦礫撤去作業をしながら行動しました。重機が入れない場所は人力で取り除くしかなく、現地の方々の苦労はいかばかりかと思いました。同市の半径20Km地点から先はバリケードが敷かれ、入ることは許されず、そこから先の瓦礫撤去は全く手つかずの状態です。ただ現在は、南相馬市の放射性物質の量は風の影響で比較的低い数値を示しています。
しかし、風に乗った放射性物質は全村避難の飯舘村をはじめ、盆地である郡山市や福島市などで高い数値を示しています。飯舘村では、街行く人ほぼ全てがマスクを着け、その不安な気持ちが痛いほど伝わってきました。郡山市や福島市でも、子供たちは皆マスクをし、集団登下校をしていました。郡山には私の幼い甥っ子たちも住んでいるため、他人事ではありません。早く原発の状況が改善することを願ってやみません。
また、福島県は農産物の風評被害に見舞われる危険性があります。そこで皆様には発想を変えて頂きたいのですが、現在、流通している福島県産品については、安全確認が取れているものです。米や野菜、乳製品、水産物等、店頭にあるものは、当然ながら食品衛生基準を満たしているから、販売されているわけです。
この川崎の地から、福島をはじめ、被災地を応援することの一つは、風評に惑わされず、皆さんが落ち着いて購買行動をとられることであると思います。
![]() 南相馬市で支援活動。重機が入れない場所は人力で対応
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あしたの川崎・日本維新の会市政報告3月28日 |
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