東日本大震災チャリティコンサートを開くサカモト・ミュージック・スクールの校長 坂本博士(ひろし)さん 東京都在住 79歳
出会いこそが音楽の力
○…今月30日(土)と31日(日)、校長を務めるサカモト・ミュージック・スクール鷺沼校で東日本大震災チャリティコンサートを開く。当初はスクール42周年記念のコンサートを行う予定だったが、震災を受けて急遽変更した。震災復興のための歌も3曲書き下ろした。「絆」「希望の道」「ふるさとにおくる愛の歌」は、「被災地を思い、湧き上がる気持ちを抑えることができずに創り上げた」と話す。
○…被災地のひとつ、岩手県普代村に不思議なつながりを感じている。昨年、43年ぶりに訪れた普代村の小学校でコンサートを開いた。その際、津波の恐ろしさも語ったが、「その時はこんな事態になるなんて小学生も私も思いもしなかった」と振り返る。震災後、普代村の人々の声を録音したテープをもらい、現状を知った。「言葉を失ったが、自分にできることは音楽で皆さんを支えたり励ましたりすること。必ず再訪して悲しみを一緒に乗り越えたい」
○…代々医者の家に生まれる。4歳からピアノを始め、大学は東京藝術大学へ進学。身長182センチメートルの長身に整った顔立ち、豊かなバリトンの声はデビュー後、多くの人々の心を掴んだ。舞台に立つ傍らスクールを開校して後進の育成にも励んだ。「生徒に教えていると教わることも多い。1人でも多くの人に音楽の楽しさやパワーを知ってもらいたい」と話す。そんな指導力やカリスマ的な魅力は今も健在。ハリのある歌声に惹かれて現在400人以上の生徒が区内外から通う。
○…子どもは3人。みな音楽家の道を選び、それぞれが第一線で活躍している。家族が集まると話題は自然と音楽の話に。「共通の話題があるせいか、いつも賑やかで楽しい」とにこやか。長男にはスクールや自身が切り開いてきた道を受け継いでもらう予定だ。「どんな出会いも音楽を生み出す力になる。生きる喜びや感謝の気持ちを忘れずに生きてほしい」
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