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聖マリアンナ医科大学病院 看護専門相談員に聞く 第6回 増える体外受精、不妊治療
聖マリアンナ医科大学病院(区内菅生)で外来相談を担当する専門・認定看護師に聞いていく。6回目となる今月は体外受精と不妊治療について。
「以前は、不妊治療は抵抗感がありましたが、最近では治療の進歩や晩婚化の影響もあり件数が増えています。6組の夫婦がいれば、1組は検査や治療を経験しています。今や体外受精件数は年間21万件になりました(NHK調べ)」と話す同病院の不妊症看護認定看護師の山本志奈子師長。
「35歳から妊娠率は格段に下がります。胎生期に約700万個あった女性の卵は30代で約15万個まで落ちてしまいます。卵自体も老化し、流産率も上がってしまいます」
「妊娠を希望するならばどのタイミングがベストなのかライフプランを一度考えてみて下さい。その上で治療が必要であれば気軽にご相談ください」。聖マリ医大の生殖内分泌外来通院中の患者を対象とした治療の基礎が学べる集団講座も人気だという。
聖マリ医大では全国に127人しかいない不妊症認定看護師が4人常駐、男性不妊の専門医師もいる。「治療のほとんどが自費になります。お金と時間をかけても100%成功する保証はありません。パートナーの理解と協力が必要ですし、治療に疲れてしまう方が多いのも事実です。そんなときこそ私たちに頼ってもらえれば嬉しいです」
■体外受精(集団)、不妊看護相談――不妊の原因、検査・治療についての相談。対象は当院生殖外来通院中の患者とその家族。日程は問合せを。体外受精講座700円、不妊相談30分1500円。要予約。詳細は同医大病院【電話】044・977・8111(代表)まで。
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