地域で生活する障害者に対して福祉事業を行うNPO法人「宮前かぐやの里」がこのほど発足した。理事長は市の在宅知的障がい者親の会代表を務める渡辺寛美さん、副理事長は有馬療養温泉旅館代表取締役の安岡重高さん。4月には区内有馬に障害者グループホーム「コスモスサクラ(仮称)」を開所する。
区の名産のひとつであるたけのこ(竹)から、かぐや姫にちなんで名づけられた「かぐやの里」。渡辺さんは自身も障害児の子育てを経験し、障害者支援施設みずさわの設立などにも携わってきた。
今回、「障害者の受け入れ施設不足で大変な思いをしている方が大勢いる。障害者が地域で暮らせる場をつくりたい」という思いで、同じ志を持つ安岡さんとともに同NPOの設立を決めた。その第一歩として、有馬地域の地主や民生委員らの協力を得て、アパートを利用したグループホームを開所する。
グループホームは高卒以上の知的障害者を対象に定員10人。スタッフはヘルパーの資格を持つ職員ら約7人。施設長は元宮前警察署長の小坂公造さんが務める。渡辺さんは「ぜひ地域の皆様にも遊びにきてもらいたい」と話している。今後は児童施設の設立等も検討していくという。
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