子育て中の母親たちが中心となって企画した地域連携のまちおこしイベントが3月15日、鷺沼駅前で初めて開かれた。「まちかどマルシェ」と名付けられたママたち手づくりの「お店」出店には、さぎ沼商店会や企業、地元農家の協力もあった。
「特技をもつママたちの活動をもっと知ってもらいたい」。子育て中の母親たちで活動するグループの想いをきっかけとして地域の団体がつながり「まちかどマルシェ」が実現した。主催したのは「miyamaeぷらっと」という6つの市民グループによるネットワーク組織だ。
マルシェの目的は「地域で働き、暮らす人たちが互いに知り合い、つながる場」の創出。子育て中の母親、シニア世代、商店会など、それぞれの魅力を持ち寄ったまちづくりをめざす。
15日に開かれた初のマルシェには母親たちの手づくり雑貨、地元農産物の販売コーナーや手づくり体験、商店街の写真撮影イベントが登場。会場となった鷺沼駅「東急電鉄住まいと暮らしのコンシェルジュ」前に、にぎわいが生まれた。
商店街の写真撮影イベントに参加した女性は「商店会のお店は敷居が高いイメージがあったが、交流の場やきっかけがあることで、今度は子どもと一緒に行きたくなった」と感想を述べた。会場を提供した東急電鉄住まいと暮らしのコンシェルジュの野呂田雅彦店長は「地域の活性化のために役に立てれば嬉しい。これからも地域団体と連携していきたい」と話す。
マルシェを企画した市民グループ「mama―on!」の今井しのぶさんは「初の試みでしたが、まちの人と話しができ、輪が広がっていくのを実感できた。今後もまちの人が笑顔になるようなイベントを開催できれば」と振り返る。マルシェは今後も継続して、3カ月に1度のペースで開催する予定という。
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