社交ダンス 戸張姉弟ペアが日本一 息の合った演技に高評価
区内北見方在住、戸張里奈さん(9)と翔太君(8)の姉弟ペアが社交ダンス日本一に輝いた。2人は8月5日に行われた全日本チャンピオンシップに姉弟で初出場し、息の合ったダンスが審査員から高い評価を受けた。
里奈さんと翔太君が出場したのは、中央区立総合スポーツセンターで行われた(財)日本ボールルームダンス連盟主催の平成24年度小中高生全日本チャンピオンシップ・男女カップル(小学校低学年)スタンダード部門。幼児から高校生までを対象とした全国大会で、技術力の向上と心身の健全育成を目的にしている。
大会はワルツやタンゴ、クイックステップといったダンスを男女が組んで踊るスタンダードとルンバやチャチャチャなど激しいリズムにのり、自由なスタイルで踊るラテンアメリカンの2部門に分かれる。
小学1年から3年までの低学年の部には全国から13組が出場した。約1分半の演技を振り返り、里奈さんは「首を伸ばす基本的な姿勢を保って、教わったようにできた」と冷静に分析、翔太君は「最初は緊張したけど、だんだん乗ってきた。練習より上手に踊れた」と表情を緩めた。予選、準決勝から決勝にかけては、「徐々に演技力が上がった点が良かった」(里奈さん)と手応えを感じていた。
競技終了後、優勝したペアだけに許されるオナーダンスでは、会場に訪れた約1000人を前に歓喜の踊りを披露した。「優勝しないとできないので、とても良かった」と里奈さん。「注目をされていると思うと嬉しい」(翔太君)と頼もしい言葉で、大器の片鱗を見せた。
今大会には2人の姉の奈摘さんも、女子(小学校高学年)スタンダードの部に従姉妹の小川桃羽さんとペアで出場し、6位入賞を果たしている。
来年も優勝目指す
市立東高津小学校3年生の里奈さんと同2年生の翔太君らが社交ダンスを始めたのは6年前。先に始めていた従姉妹のダンスを見学に行った際、社交ダンスの楽しさに魅せられ、姉弟で区内のダンススクールに通うようになった。
里奈さんはピアノ、翔太君はサッカーとほかに習い事をしているが、大会が近づくと集中してダンス教室に通い、本番の舞台に備えてきた。
来年は里奈さんが4年生になり、姉弟ペアは高学年の部での出場になるが、「また優勝を目指したい」と力強く話した。
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11月15日