「日本の仕組みは地方から変える」No.4企画・製作/小川あきのぶ事務所 「議員提案条例への挑戦」〜児童虐待防止〜 川崎市議会議員(みんなの党) 小川あきのぶ
10月3日の本会議で、私を含めた複数の議員から「川崎市子どもを虐待から守る条例」が提案され、可決されました。今回は、議員提案によるこの条例についてです。
Q…なぜ条例が必要なのですか?
A…児童虐待相談・通告件数は急増しています。法によって虐待の防止が図られていますが、通告を促すことと、被虐待児を迅速に保護することに重点がおかれています。そのため、条例によって未然防止策を充実させる必要がありました。
Q…市にはどんなことを求めているのでしょうか?
A…条例では、区役所の体制強化を明示しました。現在、児童相談所が虐待対応の中心です。ただ、児童相談所は、急増する相談・通告への対応で精いっぱい。未然防止という点では、市民と広く接する区役所がもっと力を発揮できるはずです。
Q…先日、広島の女児が暴行死している。行政組織間での情報共有がおろそかだったと指摘されているが?A…条例では、児童相談所と区役所、川崎市と他の自治体など、組織間での情報共有を徹底し、切れ目のない支援により虐待を防ぐことを明示しました。
Q…議員が条例を提案する意味は?
A…これまで川崎では議員による条例提案はあまり例がありませんでした。ただ、全国一律の法律では、地域によって異なる課題への対処はできません。地域の声を聞き、地域独自のルール(=条例)を定めるのは地方議会の重要な仕事の一つでしょう。
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