区民と行政が協働で地域の課題解決に取り組む高津区区民会議の第4期(佐藤忠委員長)・第6回全体会議が11月26日、高津区役所で開かれた。第2節(2013年7月〜14年3月)のテーマ「自転車の安全運転」に関する今後の調査活動などについて、委員らが意見を交換した。
区民会議は自転車で通行する上で危険性が高いとみられる大山街道、ポレポレ通り、南武沿線道路、野川柿生線で、交通状況などの調査を12月9日に計画している。実際に各道路を歩き、自転車押し歩きゾーンの標識の確認をはじめ、段差、電柱、見通しの悪い交差点など危険箇所を調査した結果から課題解決方法を検討。区長に提言する。
今回の調査実施の背景には、自転車利用者数や事故発生数が多い区内の交通状況がある。高津区は県交通安全対策協議会の「自転車交通事故多発地域」に指定されている上、2015年度に供用を開始する溝口駅前広場の地下駐輪場の設置で、駅周辺の自転車通行量が一層増加するとみられている。
全体会議では、区内の地図で調査ルートを確認。委員らから「現在のルート以外にも自転車通行に危険な道がある。調査地に加えてみては」「現在の調査予定時間(午後1時〜同4時半)だけでなく、通勤ラッシュ時の調査も必要なのでは」との提案が出るなど、熱心な話し合いが続いた。
課題として委員らは【1】路上駐輪や危険運転など、自転車利用者の交通ルール、マナーの遵守意識が不十分【2】運転する上で危険性の高い道路の存在―を指摘。会議での意見を実地調査に反映するとしている。
また、この日は「地域防災」をテーマにした第1節(12年12月〜13年6月)の活動報告も行った。今年8月に防災などをテーマに初開催した「たかつ あん☆あんフェスタ」や、同10月に高津中学校で実施した防災教室などの開催結果も発表。委員からは「それぞれ多くの人が参加し、意義のある体験だった」との声が聞かれた。
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