数値でみる川崎と高津No.3 シリーズ すでに減り始めている予算 川崎市議会議員 ほりぞえ健(けん)
全国的には人口減社会となって久しいですが、川崎市ではまだまだ人口増が続いています。
しかし、川崎市でも現役世代の数はすでに横ばい状態となっていることは、前回に見た通りです。
こうした人口動態は、川崎市の財政状況にも大きな影響を与えています。人口増ほどには税収が増えていないため、市民一人当たりの予算額は2003年度を境に減少傾向へと転じています。
下記のグラフは、過去35年間の一般会計決算額の推移を示したものですが、1978年度には市民一人当たり20万円程度だった財政規模が、ピークの2003年度には45万円を超えるところまで増えました。その後は徐々に減り始め、直近の2013年度では40万円まで下がっています。これは1990年頃と同じレベルです。
人口増は続いているものの、すでに市民一人当たりの財政規模は縮小し始めていることを前提に、川崎市のまちづくりを進めていかなければなりません。
ほりぞえ 健
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11月15日