神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2016年3月11日 エリアトップへ

社会人落語家として、「風林亭飴治郎」の高座名で「やかん寄席」を開催した 保坂 千秋さん 下作延在住 40歳

公開:2016年3月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
保坂 千秋さん

知識を総動員、地域に笑いを

 ○…落語を始めてまだ1年。普段は精密機器メーカーに勤める会社員が先月、てくのかわさきで「やかん寄席」を初めて主宰した。「寄席を自分でやってみたい」と、今までに見聞きした知識を総動員。落語仲間の協力を得て開催できた。当日は定員をはるかに超える市民が集まり大盛況だったという。「地域に笑いを提供できたと、開催してみて実感した」と、社会人落語の可能性を見いだした。

 ○…友人の素人落語を見たことがきっかけだった。「自分にもできるんじゃないか」。人前で話して笑いを取ることに興味を持ち、市内で活躍するアマチュア落語家の教室に入門。見よう見まねで練習する日々が始まった。休日や通勤途中にプロの落語を何度も見直し、家では妻に、時には飼い猫を相手に練習した。昨年3月には高座に初出演。大勢の前で話す経験は初めてで「緊張でガチガチになった」が、客の拍手、笑い、「面白かったよ」という声に感動した。「こんなに楽しいんだと、初めて落語の魅力を知った」。

 ○…「今までインプットしてきたものをアウトプットできるところにはまった」と、この1年は自分の満足を目指して落語を披露してきた。だが、「やかん寄席」の開催を通して意識が変わる。自分で企画し、準備した寄席で笑ってくれる人たちを見て、「好きだからやっている、ではすまされない」と思ったという。「地域の一つのイベントとして、楽しみにしてもらえるようにしたい」。人や地域を喜ばせるために落語をする。新たな目標が生まれた。

 ○…高座名は「風林亭飴治郎」。「風林火山」で有名な出身地の山梨県と、「アメ」という愛猫の名が由来。「猫のようにしなやかで、みんなに愛される落語をしたい」。趣味はマラソンで、毎年何回も大会に参加する。「一人で練習を重ねて本番を迎える点は落語と一緒」と感じている。これからも座布団だけを持ち、地域に笑いを届けることに奔走する。

高津区版の人物風土記最新6

木村 正さん

1月1日付けで第75代川崎青年会議所(JC)の理事長に就任した

木村 正さん

川崎市内在勤 39歳

1月17日

森 彰人さん

エディブルフラワ―を生産するKiranah Farm(キラナ・ファーム)園主の

森 彰人さん

久末在住 32歳

12月20日

竹迫(たかば) 和代さん

「かわさき市民活動センター」の理事長を務める

竹迫(たかば) 和代さん

川崎市内在勤 

12月13日

宮内 斗輝さん

先月行われた「かわさき多摩川マラソン」で大会2連覇を達成した

宮内 斗輝さん

二子新地在住 24歳

12月6日

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

川崎市民謡協会理事長 73歳

11月22日

細埜 隆己さん

川崎酒販協同組合の理事長を務める

細埜 隆己さん

多摩区在住 74歳

11月15日

生き生き、明るく楽しく

常にご利用者様の思いに寄り添った介護・看護サービスを提供しています

https://www.nanaki-kaigo.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook