区民祭の前日、7月30日に多摩川河川敷(サッカー場近く)で37人の”臨時花火師(作業員)”による花火大会「点火祭」が開催された。打ち上げ数約600発、地元住民ら約300人が集まり毎年開催される小さな花火大会だ=写真。
主催は花火大会の企画運営を行う有限会社花火企画夜光屋(東京都)。代表取締役の谷古宇正啓さん(48歳・上作延在住)が、「臨時作業員の技術向上」と「地域貢献」を目的に2006年から始めた。
臨時作業員とは夏の繁忙期に花火大会を手伝う人のこと。「花火が好きで手伝っている人たち。いつもは本業の花火師の指示通りに動きますが、この日は自分の考えた演出で打ち上げられるのです」と谷古宇さん。
結婚報告をして打ち上げる人、打ち上げ花火の合間に手持ち花火の安全な遊び方を指導するなど、アットホームな雰囲気が特徴だ。
谷古宇さんは「技術向上は安全な花火大会の運営につながる。何より地域の方が喜んでいる声も聞くので嬉しい。力の続く限り続けていきたい」と話した。
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