数値でみる川崎と高津No.17 シリーズ 川崎は産業のまち?住宅のまち? 川崎市議会議員 ほりぞえ健(けん)
前々回、居住区域外に通勤・通学している市民のうち、8割以上は市外に向かっていると書きました。川崎市民は、意外と他の行政区に行く機会が少ないせいか、自分の住んでいる地域が「川崎市」のイメージとなりがちです。しかし、実際には、行政区ごとの違いは、決して小さくありません。
下のグラフは、居住区民数に対し事業所の従事者数を比べたものです。高津区では、人口22万人に対し、6万9千人の事業所従事者がいます。これに対し、川崎区では、人口は高津区よりも少ないものの、従事者数は16万5千人にのぼります。
当然ながら、必要とされる都市インフラや行政サービスも、住宅が多い地域なのか、それとも事業所や従業者が多い地域なのかによって、違ってきます。
その地域が、どんな使われ方をしているかで、まちの雰囲気も変わります。私の住んでいる高津区民にとっては、都内の世田谷区や、横浜市の都筑区などの方が、同じ川崎市の川崎区よりも身近に感じるのではないでしょうか。
地域ごとの違いを重視した市政運営が、より重要になってきています。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日