JR南武線武蔵溝ノ口駅が、駅導入日本初となる自立型水素エネルギー供給システムなど環境保全技術を導入した「エコステ」モデル駅としてリニューアルし、4月17日に福田紀彦市長らを招いて式典を行った。福田市長は「普段から利用する駅に最先端の技術が導入されたことで、多くの方に身近に感じてもらえたら」と期待を寄せた。
今回のリニューアルの目玉は「自立型水素エネルギー供給システム」の導入。一緒に設置した太陽光パネルによる電気で水を分解し、水素を貯蔵タンクに貯めて燃料電池で発電するため、水素製造時に二酸化炭素を排出しない。水と太陽光のみで稼働できるので、災害時にも安定的にエネルギーを供給することができる。また平常時は、電力をホーム上の照明に供給し、お湯は待合スペースに設置するウォームベンチを温めるために使用される。
今回のリニューアルは、JR東日本横浜支社が2015年に川崎市と締結した包括連携協定に基づくもの。南武線沿線の駅の中で、乗降客数や設置スペースの有無などで武蔵溝ノ口駅が選ばれた。
式典であいさつした同社の渡利千春支社長は「南武線は川崎の発展とともに歩んできた。これからも川崎市と協力し、人とまちと鉄道の更なる発展を図っていきたい」と話した。
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