数値でみる川崎と高津No.27 シリーズ 市長選挙は2/3が棄権〜川崎市における投票率 川崎市議会議員 ほりぞえ健(けん)
10月22日には川崎市長選挙が行われる予定です。下記のグラフは、衆議院や参議院などの国政選挙、川崎市長選挙、川崎市議会議員選挙における投票率の推移を見たものですが、国政選挙では概ね50〜60%程度、市議会議員選挙では50%前後であるのに対し、市長選挙は30%台に留まっています。その原因は様々ですが、国政選挙と比べると市長・市議選挙への関心が低いことや、市議選挙は同時に県知事・県議選挙も行われているのに対し、市長選挙は時期がずれ単独で行われていること、などが指摘されています。
とはいえ、川崎市長が有権者の三分の一の意思だけで決まっている現状は、決して望ましいものではありません。棄権の理由に多い「私一人が投票しなくても、結果は変わらない」ということは、多くの場合、事実かもしれません。しかし、そう考える有権者が増え続けることは、結果的に民主主義制度そのものが壊れることを意味します。「私の一票で結果は変わらなかったとしても、意思表示をする」と、有権者が思える政治を実現することが大切であり、同時に、投票箱の中に入りきらない民意を、政治がいかに尊重するかが問われていると思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日