本物さながら防犯訓練 生田の銀行で
多摩警察署は3月29日、三井住友銀行生田支店で銀行強盗と振り込め詐欺を想定した防犯訓練を行った。
強盗訓練は刃物を持った男が窓口で金を要求するという想定。警察官が到着するまで時間を稼ごうと、窓口の行員が現金の準備を遅らせるやり取りに挑戦した。警察官2人が本物の事件さながらに犯人役を取り押さえた。
振り込め詐欺対策訓練では、現金を振り込もうとする被害者に扮した女性警察官を相手に行員が窓口で振り込め詐欺の可能性を確認した。行員からは「振り込め詐欺かどうか確認する間、お客様を待たせるのは精神的に負担」といった意見も挙がり、同署の警察官は「警察官が銀行に着くまで待ってもらうのが難しい場合、電話で警察が説得することもできるので連絡してほしい」と答えた。
訓練では通報設備の位置や操作方法についても確認した。
同支店お客様サービス課長の佐藤幸子さんは「訓練に参加するのは初めて。目の当たりにすると迫力があってドキドキした。支店としても改めて防犯設備の見直しを考えていきたい」と話していた。
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11月22日