二ヶ領せせらぎ館近くの多摩川河川敷にあるため池で先月27日、自然観察会と清掃活動があった。約40人の子どもたちが生き物や水質を調査し、外来種の実態も学んだ。
主催したのは「NPO法人水と緑の環境ネットワークの会」(日野市)。「かわさき水辺の楽校」の共催。この池には以前、外来種のホテイアオイが広がっていたという。両団体が観察イベントを通じ、一昨年から外来種の駆除に取り組んできた。この日の池にはホテイアオイはほとんど見つからず、駆除の成果に子どもたちからは驚きの声が上がった。
また、子どもたちは両団体のメンバーの指導のもと、網を使って池に生息する生物の捕獲にも挑戦。アメリカザリガニやスジエビ、ヤゴなどの水生生物が見つかり、水槽に移しかえて観察した。ライフジャケットの早着替え競争もあり、両会のメンバーらが水辺で安全に遊ぶ心得を伝えた。
同NPO法人の担当者は「楽しみながら自然を身近に感じてもらうことが大切。様々な環境が相互に関係しあっていることを知ってほしい」と話している。
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