長尾町会 環境大臣から表彰 緑化や美化活動に評価
長尾町会(井田肇会長代行/2940世帯)が12日、環境省の地域環境美化功績者として環境大臣から表彰を受けた。自主的に取り組んできた清掃活動や地域の緑化に積極的に取り組んできた成果が評価され、町会メンバーは喜びを見せている。
長尾町会の地区内には「川崎のあじさい寺」と知られる妙楽寺があり、住民の協力で周辺の沿道にもあじさいが植えられ、美しい景観を作っている。
長尾町会では95年に環境美化部を設置し、現在は12人のメンバーが活動している。地区内に200カ所以上あるごみ置き場を独自の方法で管理して分別の徹底化を図るほか、公園や道路の自主的な清掃にも取り組んでいる。09年にはごみの不法投棄の多い市有地に町会と行政が連携して花壇「長尾花小径」を設置。管理を通じて住民の交流の場となっている。こうした活動が認められ、今年4月に長尾地区の約82ヘクタールが川崎市の地域緑化推進地区として指定された。
環境美化部長の田向盛男さんは「メンバーの中にはまだ現役で仕事をしている人もいる。町会活動と両立できるよう配慮している。住民には花いっぱいの生活を送ってほしい」と話した。
会長代行の井田肇さんは「町会全体にいただけたことを大変うれしく思う。住んでいる人にも外から来た人にもきれいな町と思ってもらえればいい。今後も緑化美化活動に力を入れていきたい」と話した。
環境省は毎年、環境保全や地域環境美化で功績があった個人と団体を称えるため、環境大臣による表彰を実施している。今回は全国から97件表彰された。多摩区内では長尾町会が選ばれ、川崎市内から3個人が選ばれた。
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4月11日
4月4日