市民ミュージアム マンガとアニメで25周年 13日からイベント
川崎市市民ミュージアム(等々力1の2)は7月13日から、開館25周年を記念して『マンガ・アニメ祭り』を開催する。開館以来、マンガ・アニメを積極的に紹介してきた同ミュージアムならではの企画が目白押しだ。
川崎市市民ミュージアムは1988年に開館。当時の公立博物館では珍しくマンガ・アニメの研究に先駆的に取り組んできた。今回の特別展のテーマは『マンガ+プラス展』『夏休みアニメ祭り』『ルパン三世展』。
7月13日から始まる『マンガ+プラス展』は、現代マンガの原点ともいわれる歌川国芳の江戸時代の一枚画『荷宝蔵壁のむだ書(嘉永元年1848年頃)』を展示する。岡本太郎の父として知られ、大正・昭和にかけて一世を風靡した岡本一平の作品などの貴重な美術品も並ぶ。8月25日まで。
「夏休みアニメ祭り」はマンガ文化振興に取り組む地域に関連した漫画家の作品から代表的なアニメ作品のほか、実写作品の制作も手がける作家や監督の作品も上映する。9月1日まで。
また9月7日からの「ルパン三世展」では、『漫画アクション』第一回目の原稿のほか、設定画やセル画など約300点を展示する。この展示と合わせて、アニメ『ルパン三世』のテレビシリーズを上映する。11月10日まで。
同ミュージアム学芸員の深川さんは「開館当初から、マンガ・アニメの重要性を発信してきた。今、全国的に注目されている中で、これからも文化の一つとして力を入れていきたい」と話している。
同ミュージアムでは「マンガ・アニメ祭り」のほかにも記念事業として、若手の現代美術作家による作品展(7月20日〜9月29日)や川崎の都市形成過程を紹介する企画展(10月12日〜12月15日)なども開く。問い合わせは川崎市市民ミュージアム(【電話】044・754・4500)へ。
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4月11日
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