犯人逮捕の決め手は防犯カメラ――。多摩警察署では区内の商店街や各店舗に対し、防犯カメラを道路側に向けて設置するように協力を求めている。2月に区内で発生した強姦未遂事件では防犯カメラの映像から容疑者を割り出し、多摩署が逮捕した。
多摩署によると、この事件では住宅地に設置された防犯カメラから犯人の人相や着衣を特定し、別の鮮明な防犯カメラの映像と合わせて犯人を割り出したという。建物外部に設置されている防犯カメラは建物側に向けられているものが多いが、今回のケースでは道路側に向いていたため、犯人の姿を捉えることができた。
同署では道路側に向けることを推奨しており、これまでも防犯指導や会合の際に依頼してきたという。一般家庭でも防犯効果が期待でき、同署では「防犯カメラを玄関側に向けていると死角を突かれることもある。空き巣はほぼ必ず下見をするので、カメラが道路側を向いていれば挙動不審者を絞り込みやすい」と話す。店舗でもカメラを道路側に向けることで、看板へのいたずらを防ぐ効果もあり、交通事故の調査や迷子の捜索にも役立つという。
同署では「犯人の検挙に結び付けば結果的に地域の防犯につながる」と商店や市民への協力を呼びかけている。
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