川崎市立生田中学校(山崎恵子校長)で10月20日と21日、創立70周年を記念した文化祭「生創祭」が行われた。70周年を機に「生中生が創る祭」として文化祭の名称を変更。70周年記念テーマ「継承〜途切れることのない生田の輪」のもと、生徒が中心となったさまざまな企画が催された。
20日には同校卒業生のジャズピアニスト・国府弘子さん=人物風土記で紹介=が記念講演。即興で校歌やビートルズの曲を演奏すると、会場から拍手が沸き起こった。吹奏楽部とのコラボレーションではガーシュウィン作曲の『ラプソディ・イン・ブルー』を生徒とともに披露=写真右。演奏後は「夢を叶えた先輩」として、生徒のインタビューにも答えた。国府さんは「中学時代もずっと音楽のことを考えていた。ピアニストとしてこの場に来られてうれしい」と笑顔を見せた。
21日には生創祭を締めくくる「70周年を祝う会」を開催。記念品として全校生徒が制作に携わったステンドグラスが披露された。周年のシンボルマークや学校行事のイラストが描かれた窓30面におよぶ作品で、体育館のカーテンが開かれると歓声が上がった。全体応援では、応援団の掛け声に合わせて全校生徒が「フレフレ生田」「燃えろ生田」と声を張り、「受け継がれていく伝統とともに新しいものをつくり上げていく」との決意も語られた。最後は『故郷』の5部合唱と校歌の歌声で2日間の生創祭に幕を閉じた。
生創祭を終え、PTAの森山勝利会長は「この日までいろいろな方にお世話になり、大変盛大に70周年を祝うことができた」と感謝の気持ちを述べた。同日夜には登戸で祝賀会も開かれ、地域の関係者らが集い周年を祝った。
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