「長尾の里あじさい寺」の呼称で親しまれる妙楽寺で、今年もアジサイが色鮮やかに見頃を迎えている。19回目の恒例イベント「長尾の里あじさいまつり」を6月19日に控え、境内には見物客が多摩区内外から訪れている。
1ヘクタールほどの境内に、約20種、千株のアジサイが植えられている同寺。あじさいまつりでは模擬店や各種催しが並び、毎年多くの訪問者でにぎわう。
例年の見頃は6月20日前後。溝江光運住職(75)は「今年は咲き始めが1週間くらい早めの傾向。まつり当日も満開の状態で見られるのでは」と話す。溝江住職によると、父親の故・妙薗(みょうえん)先代住職が50年ほど前、参道の両側に生えるツツジが枯れてきたため、アジサイを植えたのが始まり。その後も徐々に増やしていき、現在のような規模になったという。
寺周辺にもアジサイは植えられており、長尾の里あじさい保存会の井田肇(ただし)会長(75)は「5日に草刈りを終え、7月には剪定(せんてい)を行う予定。今後も地元で協力しながら活動を継続していきたい」と話す。
長尾の里あじさいまつり実行委員会(鈴木久夫委員長)主催のまつりは午前10時から午後3時で、雨天決行。会場では野菜や菓子、花の寄せ植えが販売されるほか、野点(のだて)、写真や生花の展示も。午前11時と午後1時30分からは、鉢植えが無料配布される。妙楽寺(長尾3の9の3/【電話】044・922・3653)へは、コミュニティバスあじさい号で直行のほか、「切通し上」「長尾」バス停から徒歩10分。宿河原駅から徒歩20分。
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