川崎市では3月から包装紙などの「ミックスペーパー」の分別収集を始める。削減されるごみの量は年間で約2万2千トンを見込む。昨年度約32万8千トンもの家庭系ゴミを少しでも減らしたい考えだ。今月18日(火)には川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)で説明会を開催し、市民へ理解を求める。
ミックスペーパーとは汚れた紙・においの強い紙と新聞紙・雑誌・ダンボール・牛乳パックなどの資源回収されているもの以外の紙類を指す。例えば包装紙や封筒、ノートやレシートなど。ミックスペーパーの収集は週1回で、川崎区内の民間処理施設で異物などを除去し、トイレットペーパーに再生する。
市環境局によると、平成21年度の家庭系ごみは約32万8千トン。そのうちの48・6%が紙類だという。この中には再生できない汚れた紙類も含まれているが、市はミックスペーパーのリサイクルによって約2万2千トンのごみ減量を見込んでいる。市では「これは最大限で見込んだ数字。達成するには多くの方々の協力が必要」と回答している。
また、中原区、幸区、川崎区の3区では同時期に「プラスチック製容器包装」の分別収集も開始する。平成25年度には全市で実施する予定で、約1万7千トンの減量を見込んでいる。
市では分別回収や分別方法を市民に理解してもらうため説明会などを実施している。12月28日時点で町会やマンション単位で行われた説明会は計224回。今月18日(火)にはこれまでで最大規模となる全市対象の説明会を川崎市総合福祉センター(エポックなかはら3階ホール)で行う。時間は午後2時から4時までで、参加費無料。定員は900人で入場自由。市は今後も各地区で説明会を開いていくとのことで、場所の提供さえあれば出向くという。
問い合わせは、川崎市環境局減量推進課【電話】044・200・2580まで。
|
<PR>
中原区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|