区内木月大町の法政大学第二中・高等学校(榎本勝己学校長)が2016年度の男女共学化を検討していることが分かった。現在、関係者による協議が進められている。
同校は1939年、旧制の法政二中として創立、1948年の学制改革で法政二高となった。その後現在の法政二中が1986年に設置された。中高一貫制の男子校としてクラブ活動も盛んで、野球部は過去に甲子園夏春連覇を達成した。生徒数は二中・高あわせて2215人(2011年5月1日時点)。
現在、法政大学では「明日の法政を創る審議会」が設置され、「付属校改革・高大連携」を進めている。2007年度には都内の法政一中高が共学化し、法政中高が誕生した。”第二弾”として法政二中高と法政女子高(横浜市鶴見区)が位置づけられており、昨年の学校説明会でも榎本学校長が、「共学化と校舎の建て替え」について触れていた。
校舎は築半世紀近い建物が少なくないことから、全面建て替えについて協議中とのこと。グラウンドの人工芝化も進めており、この1月より陸上競技場の工事を開始した。今後、サッカー場やホッケー場も予定している。少人数での行き届いた教育の実現にも取り組んでいくという。
同校からほど近く、定期的に懇談会なども行っている法政通り商店街では「共学化の方針と、出来るだけ早い建て替えを目指すことは聞いている。共学になれば学生が多くなるだろうし、それは商店街の活性化のためにも良いこと。新校舎になることで地域の防災拠点にもなってほしい」と期待を寄せている。
同校によるとスケジュールなど計画の詳細は「今年の4月中に発表できるようにしたい」としている。
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