図書館を相互利用へ 川崎市と町田市が4月から開始
川崎市はこのほど、隣接する町田市と図書館の相互利用協定を締結した。これにより両市民は両市にある図書館で図書や雑誌、視聴覚資料の貸し出しサービスを受けられるようになる。
この協定は、今年10月「鶴川駅前図書館」(町田市)が開館するのを機に検討されていた。川崎市は現在、東京都稲城市や狛江市などと同様の協定を結んでいるが、川崎北部の地域では、隣接する町田市との相互利用協定を求める声が多かった。
約300万冊利用可能に
現在、川崎市と町田市にある図書館は20館。今回の協定で両市民は、4月1日から約290万冊の蔵書を借りられるようになる。今年10月に開館する「鶴川駅前図書館」では約9万冊の蔵書を見込んでおり、利用できる書籍は300万冊を超えそうだ。また両市民は、両市の移動図書館も利用できる。
利用するには新たに窓口での登録が必要。身分証明書などを持参すれば4月1日から登録できるという。他市の蔵書を予約することはできない。
川崎市はこの協定により約5千人の利用者増を見込んでいる。麻生区役所で先月30日に行われた締結式で阿部孝夫川崎市長は「麻生図書館や多摩図書館は駅から近く好立地。利用もしやすいので、小田急線沿線の町田市民にもぜひ利用してもらいたい」と話した。
詳細は川崎市立図書館ホームページ(http://www.library.city.kawasaki.jp/)でも確認可。
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11月15日