川崎マリエン ビーチバレー聖地へ前進 五輪代表決定戦で手ごたえ
ロンドン五輪出場をかけた男子ビーチバレー日本代表の試合が4日、川崎区東扇島の川崎マリエンビーチバレーコートで行われた。五輪へ最後の切符をかけた試合ということもあり、観客や多くの報道陣が詰め掛けるなど会場は熱気に包まれた。
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日本代表決定戦は、昨年まで川崎市に在住していた朝日健太郎、白鳥勝浩組が青木晋平、日高裕次郎組と対戦。この一戦を見ようと80人を超える報道陣と470人以上の観客が集まった。「これほどの多くの報道陣や来場者が集まるとは」と市の関係者は驚きを隠さない。
試合は朝日、白鳥組が圧倒。第2セットの序盤こそリードを許したものの終始安定した内容で2-0(21-12、21-18)のストレートで勝利し、2大会連続となる五輪出場を決めた。
試合後、朝日選手は「ここで決めることができ、元川崎市民として恩返しができた。ロンドンでは北京五輪以上の成績を目指したい」と話した。
五輪出場をかけた戦いが川崎マリエンのビーチバレーコートで開かれたことに市も自信を深める。同会場は09年、全国初の「ビーチのないビーチバレー場」として誕生。ベトナムから上質の砂を取り寄せるなど、環境整備に着手した。10年には日本ビーチバレーツアーの会場になった。昨年9月には、市の様々な活動が実を結び日本オリンピック協会から強化拠点に認定され、今回の重要な一戦が開催される運びとなった。市の担当者は「今後もビーチバレーの聖地を目指して、環境整備などに取り組んでいきたい」と話した。
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11月22日
11月15日