日ハムグラウンド跡地 硬式対応の野球場に 市民の意見を踏まえ整備
上丸子天神町にある多摩川河川敷の日本ハムファイターズグラウンド跡地が硬式野球に対応した野球場として整備され、市民が利用できるようになる。このほど発表された、等々力・丸子橋地区周辺エリア整備計画の改訂版で明らかとなった。
予定される球場は、川崎市で2カ所目となる硬式野球が可能な両翼90mの野球場。硬式に対応した球場は軟式に比べ安全を考慮した設備が必要で、幅や高さのあるバックネットや平らで整備された内野が必要になるという。川崎市建設緑政部多摩川施策推進課では、「市民の意見とまちづくり委員会の意見を踏まえた形となった。イメージとしては対岸の元ジャイアンツ球場のようになる。安全性や利用ルールについてはこれから進めていく中で検討していきたい」と話している。今後スムーズに計画が進めば、2013年度に着工。野球場の整備や多目的広場の拡張整備などを行い2015年度から使用開始する予定となっている。
なお、この敷地は1997年までプロ野球の日本ハムファイターズが二軍本拠地及び練習場として使用していた。しかし球団の移転もあり、昨年4月には閉鎖。地域住民からグラウンドの使用に関する声が寄せられていた。そして5月、川崎市が占有したことで本格的に計画がスタート。今年1月には整備に関する計画案を作成、市民からのパブリックコメントを集い、「市内には硬式球場が少ない。硬式野球場として存続してほしい」「多目的広場では利用者の万全な安全性を確保してほしい」など2939件の意見が寄せられていた。
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11月22日
11月15日