市政報告N0.24 JR南武線連続立体交差事業(武蔵小杉駅〜尻手駅間)について 川崎市議会議員 松井たかし
JR南武線連続立体交差事業の計画に関する説明会が、2月5、6日に開催され、多くの沿線住民の方が参加されました。当日の説明会では、【1】沿線の現況・課題、【2】踏切対策の必要性・手法、【3】連続立体交差化の必要性、【4】連続立体交差化の構造・工法、【5】沿線まちづくりの基本的な考え方、【6】事業効果をさらに高める取組み(関連事業)などについて説明がありました。
踏切による交通阻害と地域分断
川崎市内を縦断し市内の各拠点を結ぶ、川崎市において重要な交通基盤であるJR南武線の武蔵小杉駅―尻手駅間には、13の踏切があり、「まちづくり(鉄道による地域分断、地域のコミュニティ形成など)」、「公共交通(公共交通の運行に支障、身近な駅の利便性低下など)」、「道路(渋滞の発生、安全性の低下、救急活動・災害復旧活動への支障など)」の面で課題となっています。これら共通の課題は、「踏切による交通阻害と地域分断」であり、踏切対策が必要になっています。そのため、川崎市では、様々な対策手法毎の改善効果の検討を行った結果、沿線の課題を抜本的に解決し、幅広い効果を発現する対策として、連続立体交差化を行うことになりました。また、中原区では、武蔵小杉駅周辺の再開発などにより今後も人口が増えて、JR南武線を利用される人が益々増えることが見込まれることから、輸送力増強という観点からも連続立体交差化は必要であると思います。
スケジュールについては、平成26年度から2ヶ年をかけて事業化に向けた調査が実施されました。また、平成28年度から3ヶ年程度をかけて、都市計画決定などに向けた取り組みが行われています。その後に、事業認可・事業着手となり、完成まで最短でも事業着手後15年かかるとのことです。
私は、周辺環境への配慮を十分に行った上で、JR南武線連続立体交差事業の早期着工、実現に引き続き取り組んでまいります。
※今回行われた「JR南武線連続立体交差事業の計画に関する説明会」で配付された資料は、川崎市のホームページに掲載されていますのでご参照ください。
(URL→http://www.city.kawasaki.jp/530/page/0000083253.html)
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