意見広告・議会報告
市政報告N0.27 環境に優しい水素エネルギーを安全・安心に利活用する社会の実現のために 川崎市議会議員 松井たかし
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、水素エネルギーの利活用を推進しており、省エネルギー・再生可能エネルギーなど様々な環境保全技術を駅に導入する取組み「エコステ」を実施しています。
平成27年1月に川崎市とJR東日本との間で締結された包括連携協定の中で、来るべき水素社会を見据え、水素エネルギーの利活用に戦略的に取組むなど、環境負荷を更に低減させ、持続可能な社会の実現を目指す取組みとして、「水素の利活用に向けた検討」が謳われています。これに基づき、4月17日武蔵溝ノ口駅がCO2フリー水素エネルギー(※)を活用した「エコステ」モデル駅としてリニューアルしました。
避難所などにも設置を
「エコステ」には、【1】省エネ、【2】創エネ、【3】エコ実感、【4】環境調和の4つの柱があり、武蔵溝ノ口駅での創エネとして、太陽光パネルと「水と太陽光」のみで稼働する自立型水素エネルギー供給システムが設置され、「災害時」にライフラインが寸断された場合においても貯蔵タンクに蓄えた水素を利用し、燃料電池で発電することで「一時滞在場所で必要となる設備への電源供給が可能」となります。
私は、今後起こりうる災害に対する備えとして、避難所などにこのような自立型水素エネルギー供給システムの設置についての検討が必要であると考えます。
水素ステーションの整備を
次に、川崎市では、平成27年3月に「水素社会の実現に向けた川崎水素戦略」を策定し、水素エネルギーの積極的な導入と利活用による「未来型環境・産業都市」の実現を目標とする理念として、3つの戦略を立て取組みを推進しています。また、環境に優しい水素エネルギーを安全・安心に利活用することができる水素社会の実現のためには、水素供給設備である水素ステーションの整備とともに、ICTを活用した水素ステーションの店舗情報・稼働状況を確認できるシステムの普及も重要となってきます。
私は、水素エネルギーのような持続可能なエネルギーにより、人にやさしい豊かな社会の実現のため、環境整備に取組んでいきたいと思います。
※…水素製造時にCO2を排出しないクリーンエネルギー
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11月29日