太陽電池をより身近に 佐藤勝昭さん(区内在住)が執筆
「自分の経験と知識を、次の世代にわかりやすく伝えたい」―そんな思いから、一冊の本が生まれた。
佐藤勝昭さん(69歳・王禅寺西在住)が、高校生から社会人まで広く楽しめる本『「太陽電池」のキホン』(ソフトバンククリエイティブ株式会社)を執筆。先月末に発売された(税込1575円)。佐藤さんは東京農工大学の名誉教授。「10年後、20年後に中心となって活動できる技術者を」という信念のもと、独立行政法人で若い科学者の育成にも取り組んできた。
フルカラーで190ページ、全7章から成る内容は「入門編」から「上級編」に分けられている。絵を見ただけで概要がつかめるようにと工夫を凝らし、全てのページに自らが手がけた絵や表を載せた。
「入門編」は太陽電池にまつわる身近な疑問や豆知識など、科学に馴染みの無い人にも読みやすい内容。これまでに無かった、一般書よりも詳しく、専門書よりも親しみやすい内容を目指した。
「こんな時代だからこそ、科学の力を信じて不可能を可能に変えてもらいたい」と、佐藤さんは話している。同書はネットを中心に発売中。麻生図書館でも閲覧できる。
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