川崎市総合防災訓練 今年は麻生区が会場に 崖崩れ、地滑りなど想定
川崎市は9月1日と2日の両日、麻生区内を会場とした「総合防災訓練」を行う。今年は、崖部が多い麻生区の地形を踏まえた土砂災害救助訓練や、夜間停電を想定した訓練を盛り込むという。
川崎市総合防災訓練は9月1日の「防災の日」にあわせ実施されている。市民や行政、防災関係機関など1千人以上が参加する大規模な訓練。会場は各区で持ち回りとなるが、今年は麻生区が担当する。
訓練では崖や丘陵が多い麻生区の地域性を踏まえ、土砂災害救助などを行う。また、夜間の大規模な停電を想定した避難所開設訓練を実施する。
震災の教訓随所に
2日間にわたり行われる訓練には動物救護活動や災害時要援護者介助、搬送訓練、災害時伝言ダイヤルの活用など、東日本大震災の反省を活かした内容も盛り込んだ。川崎市総務局危機管理室は「昨年に引き続き、震災の教訓を活かした内容にした。ひとりでも多くの方に見学いただき、震災時の対応や救助、救援活動を参考にしてもらえれば」と話している。
川崎市はるひ野小・中学校で実施される9月1日の訓練は、地域活動型訓練と参加体験型訓練。避難所開設や物資受け入れ、応急救護、煙体験、初期消火に加え、要援護者安否確認・搬送訓練が行われる。午後3時から午後8時まで実施。
2日目はあさおふれあいの広場(麻生区上麻生6の15の1)で行われる。自主防災組織や神奈川県警、陸上自衛隊など42機関が参加し、ライフライン応急復旧訓練や救出・救助訓練などを行う。午前9時から正午まで実施。
詳細は川崎市総務局危機管理室(【電話】044・200・2858)へ。
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