女子学徒隊の戦い描く アートセンター 16日まで
川崎市アートセンターは16日まで映画『ふじ学徒隊』(野村岳也監督)を上映する。同センターのアルテリオ映像館で行われている、戦争と平和を考える「平和のためのロードショー2013」の一環。
沖縄戦を舞台に、隊長の最後の言葉を胸に生きることを選んだ積徳高等女学校の女子学徒隊の生き抜く姿を描いたドキュメンタリー映画。沖縄戦で激戦の南部に従軍した女子学徒隊のほとんどが大勢の死者を出したが、わずか3人の戦死者にとどまった女子学徒隊があった。元学徒隊のインタビューを主軸に、戦場での生と死をめぐる思いを描く。
かつて、ふじ看護学徒隊25人が配属された山部隊第2野戦病院は豊見城城址にあり、ここが彼女たちの戦場だった。野戦病院壕には大勢の傷病兵が送りこまれ、凄絶な治療看護活動が続いた。戦況が悪化した2カ月後、南部の糸洲壕へ後退する。そして1カ月後、解散命令が下り、まだ戦の続く壕外へと出されるのである。
一般・大学・専門学校生・シニア・障害者(付添1人まで)・会員各1000円。高校生以下800円。上映時間は、きょう9日が午後0時半から、10日から16日までが午後3時50分から。12日は休映。問合せは同センター(【電話】044・955・0107)まで。
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