麻生消防署は11日、コナミスポーツクラブ新百合ヶ丘施設内で7月に倒れた男性の救命処置をしたとして、同施設スタッフ3人に対し、感謝状を授与した。表彰を受けたのは、同施設のスタッフ駒形佳菜子さん、佐藤純輝さん、生方雅博さん。
7月26日、同施設内ロビーのベンチに座っていた44歳の男性が倒れ、フロントにいた駒形さんと佐藤さんは直ちに男性のもとに駆け寄った。反応がなく心肺停止状態だったため、駒形さんが119番通報、生方さんが持ってきたAEDで駒形さんと生方さんが電気ショック、駒形さんと佐藤さんが救急隊が到着するまでに有効な胸部圧迫を行い、麻生救急隊へと引き継いだ。
男性は緊急搬送中、意識が回復し、会話ができるようになり、8月16日に退院し、社会復帰を果たした。
スタッフ3人が協力して迅速、的確な行動をとり、意識の確認・119番通報・AED・胸部圧迫といった「救命のリレー」を実現することができた。
駒形さんは「日頃から施設内で救急処置の訓練を実施している。訓練どおり設置されているAEDを使用し、他のスタッフと協力して無我夢中で救命処置を行った。男性が助かり、社会復帰されたと聞いて、スタッフ一同本当によかったと思う」と話した。
表彰を行った同消防署の松澤孝行署長は「心肺停止状態の男性をスタッフの方々の連携により、迅速かつ的確な心肺蘇生法とAEDによる応急手当のおかげで、救命したことは普段からの訓練の成果と意識の表れによるもので、このような救命活動に心から感謝する」と語った。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|