田園調布学園大学(麻生区東百合丘)はこのほど、全国から9大学が集い地域活動をテーマに発表し合う「第9回大学人サミット信州・まつもとカレッジ2015」の「大学自慢コンテスト」で初優勝を果たした。同大学が行ってきた麻生区と連携しての地域活動や、被災地への復興支援活動などが評価された。
11月7日・8日の2日間に渡り、松本大学(長野県)で行われた今大会のテーマは、「地域の地域による、地域のための、大学人サミット」。全国から桜美林大学や弘前大学などの9大学、関係者約140人が参加し開催された。
田園調布学園大は教員・職員・学生のチームで2回目の出場。前回出場時は準優勝の成績をおさめていた。メーンイベントであるプレゼン形式の「大学自慢コンテスト」では、地域の子どもたちが仮想のまちをつくり、仕事体験や社会のしくみを学ぶイベント「ミニたまゆり」や、麻生区と連携して行ってきたイベント型の子育て支援プログラム「けろけろ田園チャイルド」、福島県いわき市を訪れ、東日本大震災の被災者を元気づけ、地域の人同士のつながりをサポートする「DCU被災地復興支援活動」などを発表。特に被災地復興支援活動は、学生の声から実現した取り組みであることも、高評価につながったという。
被災地復興支援活動で学生リーダーを務め、同サミットに参加した同大学3年の堤見彩香さんは「いわき市の方々の『忘れないでほしい』という思いをつなぐことができたのでは。優勝に感謝し、今後の活動に取り組みたい」としている。
同大学の番匠一雅准教授は「コツコツと長くやってきた地域貢献活動が外部から評価され、嬉しい」と語った。
また、同大学は来年秋、キャンパス内に地域交流施設「なでしこホール」を開設する予定。大学と地域の人々、団体などが交流するいこいの場として、さらなる地域連携の強化を図っていく。
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