地元有志企画 キムチでまちおこしを 11月20日(日) 桜本商店街で味比べグランプリ
川崎区田島地区の市民、NPO法人、各種団体、地元商店主らが、地域でつくられているキムチを一堂に集め、味比べなどを行う「S級グルメ キムチグランプリ2011〜川崎にはキムチがある〜」(裵重度(ペェチュンド)実行委員長)を企画した。11月20日(日)、桜本商店街での開催にあわせ、出店者、協賛企業、スポンサーを募集している。
在日韓国・朝鮮人が多く住む川崎区田島地区には、多くの専門店や焼肉店、韓国食材店が店を構え、自家製キムチを販売している。 「S級グルメ キムチグランプリ」は、こうした特色をまちおこしにいかそうと考案された。S級は、開催場所の「桜本」にちなむ。
イベントは、自家製キムチを取り扱う店や自宅でキムチづくりに取り組む在日コリアンのハルモニ(おばあちゃん)やオモニ(お母さん)らを一堂に集め、参加者が味比べを行い、グランプリなどを決める。また、キムチづくりの体験コーナーも企画する。
イベントを主催するキムチグランプリ実行委員会は「甘いものから酸っぱいものまで様々なキムチがあることを知ってもらいたい。川崎区桜本、田島地区からキムチが庶民の味であることを発信し、まちおこしのきっかけにしたい」と語る。将来的にはイベントを通じ、出店する商店主同士のビジネスチャンス、川崎発のブランドキムチの開発、さらには在日韓国・朝鮮人の歴史を多くの人に知ってもらい、キムチを介した日韓交流も視野に入れる。
今後、実行委員会では出店者や協賛企業の募集とともに、イベントのボランティアを募集する。詳細については実行委員会事務局(【携帯電話】090・6523・0727)まで。
桜本商店街も期待
イベントは桜本商店街と共催で行われる。当日は商店街主催の催し「日本の祭り」の開催日にあたり、韓国・朝鮮の伝統農楽・プンムルノリや神輿練りのほか様々なステージイベントが楽しめる。グランプリ開催について渡辺正同商店街振興組合理事長は「商店街イベントの新たな目玉ともなる。より多くの人に楽しんでもらえるのでは」と期待を寄せる。
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