「エスカレーター歩かないで」 JR川崎駅で啓発活動
エスカレーターは歩かずに、立ち止まって利用して――。
川崎市は、7月2日からエスカレーターの正しい利用方法の普及を目的とした啓発活動をJR川崎駅東西自由通路内にあるエスカレーターで行っている。
市によると「エスカレーターは慣例的に片側を空けて乗っているが、本来は立ち止まって乗るのが正しい乗り方」と話す。
期間中は、利用者にステッカーやチラシなどの啓発グッズを配るなどして、適正な利用を呼びかけている。
通りがかった横浜市鶴見区在住の佐藤さんは「本来の使い方をはじめて知った。かばんが引っかかって落ちそうになった経験がある。これからもこうした運動を続けて正しい使い方の普及をして欲しい」と話した。 同活動は、6日まで行われる。
接触・転倒事故の原因にも
エスカレーターは、「関東では右側」「関西では左側」を空けるのが慣例化しているが、エレベーター・エスカレーターの安全性を検査・指導する(社)日本エレベーター協会によると「急ぐ人が歩いて通れるように片側を空けるというのは、普及につれて自然発生的に生まれたもの」だという。
同協会では「歩いて乗ると、接触・ 転倒事故の原因となるだけでなく、重量(荷重)バランスが崩れ、故障や緊急停止などの不具合を誘発する場合があるので、ステップの黄色い枠の内側に立ち、必ず移動手すりにつかまって乗って欲しい」と話している。
市消防局によると市内でのエスカレーターの事故件数は昨年1年間(1月1日〜12月31日まで)で8件、今年もすでに昨年と同数の8件が発生しているという。
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12月13日
12月6日