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川崎区・幸区版 公開:2013年1月11日 エリアトップへ

作った曲が武蔵小杉駅の発車ベルメロディとなった、音楽ユニット「スキマスイッチ」の鍵盤担当 常田 真太郎さん 川崎市在住 34歳

公開:2013年1月11日

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心に届くメロディを奏で

 ○…川崎フロンターレサポーターのために作った応援歌『轟け!青き魂』が、東横線武蔵小杉駅の発車ベルメロディとなった。「地元チームのフロンターレを応援する気持ちになってくれれば」。熱い気持ちの入った詩と曲は競技場で選手とサポーターの心に響いている。チームへの思い入れは強く、ここ何年かは録画含め全試合を観戦するほどの熱烈ぶり。08年から市内に在住。「周りの人が本当に温かい」と、子どもが通う幼稚園で仲良くなったパパ友と飲み会を開催することもしばしば。川崎愛は深まるばかりだ。

 ○…音楽ユニット「スキマスイッチ」で鍵盤を担当する。「引っ込み思案で人前に出ることが嫌いだった」が、モテたい一心から高校の文化祭でバンドを組み、音楽に目覚めた。99年に相方の大橋卓弥さんから曲のアレンジを依頼されたことを機にユニットを結成。「等身大」をテーマに、『全力少年』や『ボクノート』、『ガラナ』などのヒット曲を世に送り出した。「自分達ならではの思いを込めた音楽を届けたい。誰でも楽しめる垣根のない音楽で、人と人とを繋げられたら」。アーティストへの楽曲提供やプロデュースも行っている。

 ○…「ケンゴが近くにいるから川崎に住んでいる」と話すほど、フロンターレの中村憲剛選手とは「大の仲良し」。草サッカーで一緒にプレーした際には「DFよりFWのほうが合ってるよ。ミスしてもいいから」とアドバイスを受け、これまでにない楽しさを味わったという。「失敗を恐れないことの大切さを教えてくれた。スタジオで何度も弾いて録音したものを届けることも大事だけど、ライブで自分たちの音楽を奏で、思いっきり楽しむことが重要」

 ○…現在は47都道府県ツアーの真っ最中。今年夏にはデビュー10周年を迎える。「早かったけど中身が濃かった。苦しいことも多かったけどそれは成長している証拠。できることには積極的に挑戦し、ファンの人と笑って過ごせたら嬉しい」
 

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