あさって17日(日) 多文化テーマの一大フェス 桜本商店街で「日本のまつり」
田島地区最大のフェスティバル「第29回日本のまつり」(桜本商店街振興組合主催)があさって17日(日)、同商店街メインストリート・Lロードで開かれる。昨年まで同時開催されていたキムチイベントを一体化させ、さらに充実した催しとなる。午前9時30分から、雨天決行。
その昔、大型商業施設出店に反対するための署名運動を展開した桜本商店街。快く署名に応じてくれた地域住民への感謝の気持ちとして始まったのが「日本のまつり」だ。
あれから約30年――。今では約2万人(主催者発表)の来場者で賑わいをみせる田島地区最大の催しとして知られる。今年も60以上の飲食コーナーやフリーマーケットが立ち並び、ステージでは和太鼓、吹奏楽、ミュージシャンらによるライブ演奏やダンスショーなどが繰り広げられる。
テーマは「多文化共生」
桜本周辺は在日コリアンをはじめ、フィリピン、中国、南米など多くの外国人が住むエリア。「『日本のまつり』という言葉には、彼らとともに祭りを楽しむ多文化共生の意味が込められているのです」。渡辺正理事長は力を込める。名物となった韓国・朝鮮の農楽「プンムルノリ」のパレードをはじめ、フィリピンの伝統舞踊、沖縄伝統音楽のステージ、南米料理など、様々な文化に触れられるのも、この祭りの特色だ。
キムチイベント一体化
商店街会場で一昨年から「キムチグランプリ」「キムチミュージアム」との名称で開かれていたイベントも、今年から商店街イベントと一体化させる。
近隣の、焼肉店、韓国食材店、キムチ専門店、在日コリアンのハルモニ(おばあさん)、オモニ(お母さん)、ハラボジ(おじいさん)、アボジ(お父さん)たちが、白菜キムチ、カクテキをはじめ、チヂミ、チャプチェ(韓国春雨)、ホットック、焼肉弁当など様々なコリアンフードを販売する。
東北復興支援
「桜本から復興支援」を合言葉に、福島県古殿町「おふくろの駅」を開設。B級グルメで一躍有名になった「石巻焼きそば」が味わえるブースも設置される。
催し盛りだくさん
子ども達に人気のサッカーJ1・川崎フロンターレのサッカーやゲームコーナー、ミニ動物園も開設。商店街に立つ9体の神様を探す「九福神スタンプラリー」の開催など、イベントは目白押し。「親子で、カップルで遊びに来て、活気溢れる桜本を知っていただくきっかけにしていただきたい」と渡辺理事長は力を込める。
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11月22日
11月15日