「ねむの木学園」支えたい 教育に共感の市民有志カンパで美術展企画
女優・宮城まり子さん(86)が園長を務める「ねむの木学園」の教育を絵画作品を通して知ってもらおうと、神奈川大学名誉教授の松岡紀雄さん=二宮町在住=らが市民カンパによる美術展の開催を計画している。
来年3月、横浜で
計画中の『ねむの木の子どもたちとまり子美術展』は、来年3月20日から30日まで「そごう美術館」(そごう横浜店6階)で開催。感性豊かな子どもたちの作品約250点が展示され、宮城さんも連日顔を見せる予定だ。
「ねむの木学園」(静岡県掛川市)は、知的・身体的障害のある子どもたちのための養護施設で、1968年創設。「だめな子なんかひとりもいない」を合言葉に、障害のある子どもたちの隠れた才能を引き出す教育を実践している。感受性を大切にする教育は、絵画や工芸、音楽といった分野で成果が大きく、パリ近代美術館での美術展を実現させるなど、内外で高く評価されている。
今回の美術展は、学園の教育実践に共感する一般市民らが実行委員会(代表幹事・松岡さん)を作り、「個人を中心に各1万円、1000件の協賛を得て美術展を実現させる」ことを目標に準備(協賛者には入場券6枚が送付される)。宮城さん自身も「子どもたちや保護者、先生方にもぜひ、見てほしい」と語っているという。
賛同者広く募る
現在、協賛者は650件を超えているが、松岡さんらは、さらに多くの市民への協力を呼びかけている。集まった協賛金と当日の入場料は、経費を除き全て「ねむの木学園」と「ねむの木福祉会」に寄付される。協賛金の振込先は【郵便振替口座】00210―2―101688 ねむの木展横浜開催・協賛実行委員会。詳細・問い合わせは、0463・68・1105または、http://matsuoka007.sakura.ne.jp/。
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11月29日
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