川崎市ふれあい館(三浦知人館長)と川崎市教育委員会は人権尊重学級の一環として、年々深刻化する「子どもの貧困」について考える講座「子どもの貧困のない街をめざして」を2月25日(水)から桜本の同館で開講する。
全4回の講座で専門家やルポライターらを講師に招く。
第1回は「子どもの貧困の今を考える」がテーマ。「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人を務める山野良一千葉明徳短期大学教授が6人に1人といわれる子どもの貧困の状況や対策に関する課題を紹介する。
第2回は3月11日(水)に開講。「なぜ、虐待はおきたのか」を演題に『ルポ虐待』や『ネグレクト』の著者・杉山春氏が講演する。
第3回は3月14日(土)。「子どもの貧困と向き合う地域の取り組み」と題し、大阪で子どもの貧困のない街づくりの取り組みを紹介する。講師は大阪子どもの貧困アクショングループの徳丸ゆき子さん。
最終回は3月18日(水)に開催。「語り合おう、子どもの貧困のない街づくり」をテーマに、社会福祉法人・青丘社の現場実践報告をもとに、川崎で貧困のない街づくりをすすめていくためにできることを考える。
講座を企画した川崎市ふれあい館の鈴木健さんは「子どもの貧困は今や社会的な問題。全国各地で何とかしようという取り組みが広がっている」と指摘。その上で「川崎は昔から困難な状況に置かれた人たちによって形成されてきた。講座を通じ、貧困対策に関心がある、協力したい方にぜひ参加していただければ」と訴える。
午後7時から9時、第3回は午後1時から3時。参加費は無料。
申し込み、問い合わせは、川崎市ふれあい館(【電話】044・276・4800)。
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