4月3日告示、12日投開票の統一地方選挙が間近に迫る中、市議選の川崎区選挙区の顔ぶれが揃いつつある。3月24日時点の本紙の調べでは、定数9をめぐり、現職8、新人3の計11氏が立候補を予定している。
名乗りを上げているのは、現職が坂本茂氏(65・自民)、嶋崎嘉夫氏(50・自民)、林浩美氏(51・自民)、岩崎善幸氏(66・公明)、浜田昌利氏(53・公明)、飯塚正良氏(64・民主)、佐野仁昭氏(46・共産)、為谷義隆氏(41・維新)。新人が片柳進氏(38・共産)と林敏夫氏(51・無所属)、柚葉和敏氏(41・無所属)。
坂本氏はアルツハイマーの研究施設の誘致や中小企業振興条例策定の実績を強調。その上で教育、福祉、まちづくりを柱に据える。
嶋崎氏は人口動向と税収体系からとらえた社会保障の構築、市職員のフレックスタイム制の導入、東京都や世田谷区との連携したまちづくりを訴える。
林氏は「町内会・自治会の活動の活性に関する条例」の実現を強調。その上で特養ホームの増設、川崎臨海部の活性、道徳教育などを柱に掲げる。
岩崎氏は肺炎球菌ワクチン接種費用の公費助成の実現や「サイクルタウンかわさき」の進展を成果に挙げ、地域包括ケアシステムの構築を訴える。
浜田氏は高齢者対策としてミニバスの導入や「だいJOBセンター」での仕事紹介の充実、教育ではスクールソーシャルワーカーの充実を訴える。
飯塚氏は現職副議長として議会改革に取り組んだことを強調。子どものSOSを察知できる仕組みづくりや市民レベルでの日韓交流、福島支援を掲げる。
佐野氏は住宅の耐震化助成や津波ハザードマップの実現化を実績として強調。市民一人ひとりの可能性を引きだしたまちづくりの必要性を主張する。
為谷氏は不登校児童生徒の対策として「こどもサポート旭町」の拡充を実績に挙げる。政務活動費のネット上での公開や文化のあるまちづくりを重点に掲げる。
片柳氏は宮原春夫氏の後継。中学生までの子ども医療費無料化や認可保育園の大幅増設や特養ホームの増設、戦争する国づくりへのストップを訴える。
林氏はJFEスチール在籍。無所属ながら民主党推薦を得た。子育て、高齢者福祉の実現に向け学校、企業などを巻き込んだ地域社会の構築を訴える。
前回の市議選挙に続いての挑戦となる柚葉氏は会社員。町内会会長も務める。生活保護の不正受給ゼロと子育て世帯や子ども施策の充実を訴える。
川崎区内の選挙人名簿登録者数は、17万8250人(3月2日現在)男性が9万7445人、女性が8万805人。
※掲載順は【1】現職、新人【2】現職は市議会における会派の勢力。同一会派は当選回数。年齢は投開票日の満年齢。
市議選・県議選4月4日から期日前投票
市議選、県議選の期日前投票は4月4日から川崎区役所、大師支所、田島支所で実施される。時間は午前8時30分から午後8時。
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