衆議院総選挙が10月10日公示、22日投開票の日程で行われる。神奈川10区(川崎区・幸区・中原区の一部)は前職・新人あわせて3氏が立候補に向けて準備を進めている。(10月3日起稿)
出馬の意志を表明しているのは自民党で前職の田中和徳氏(68)、共産党で前職の畑野君枝氏(60)、希望の党で前県議の市川佳子氏(53)の3氏。
田中氏は、党再犯防止推進特命委員長と保護司議員連盟会長を務め、議員立法で再犯防止対策法を成立・施行させた。田中氏は「その効果により、犯罪は急速に減少している。速やかに世界一の犯罪最少国日本を実現させる」と訴える。
畑野氏は衆院文科委員・法務委員など歴任。「国政の私物化と憲法壊しの安倍政権を退場に追い込む歴史的チャンス。憲法9条を守り、北朝鮮問題の平和的解決、消費増税10%中止など憲法と国民の声が生かされる新しい政治を」と訴える。
衆院選自、共、希三つ巴の構図に
市川氏は希望の党の公認を受け初の国政選挙に臨む。「森友・加計問題は忖度、しがらみ政治の最たるもの。川崎でも古い政治から新陳代謝を図り、新しい政治の流れを作る。安全保障は理想論ではなく現実に即した対応を」と主張する。
川崎市選挙管理委員会によると、前回行われた衆院総選挙(2014年12月14日)の神奈川10区における小選挙区の投票率は51・88%。このうち川崎区が48・14%、幸区が53・66%、中原区が55・11%だった。
※立候補予定者の紹介は、【1】前職、新人【2】国会の勢力順
川崎区補選3氏が名乗り
川崎区では市議会議員の補欠選挙が10月13日告示、22日の投開票で行われる。10月3日時点で立候補に名乗りを上げているのは、後藤真左美氏、本間賢次郎氏、栄居学氏の3氏。市議選は林浩美氏の辞職に伴って実施される。
後藤氏は8月に出馬の意思を表明し、共産党の公認を受けて挑む。豊かな財政を暮らしや福祉に使うべきと主張。小児医療費助成制度の中学校卒業までの拡充を訴える。
本間氏は自民党公認として立候補する。8年間務めた衆院議員秘書としての経験と実績をもとに、保育所の質量の充実や川崎ならではの中小企業支援策などを掲げる。
栄居氏は民進党元県議。無所属で挑戦する意思を表明している。地元川崎区出身と議員経験を生かした政治を掲げ、川崎駅東口の治安対策などを政策として主張する。
川崎市選挙管理委員会によると、3氏のほかにも同選挙への問い合わせがあるといい、告示日には立候補者がさらに増える可能性がある。
※立候補予定者の紹介は表明意志を示した順
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