川崎市議会議員選挙が4月3日告示、12日投開票で行われる。本紙の調べでは、定数7の幸区からは現職5氏、新人6氏の11氏が立候補の意志を表明。9氏で争った前回選挙以上の激しい戦いが予想される(3月10日起稿)。
11氏が名乗りを上げている幸区の市議選。7議席を巡り、現職は前回の得票順に自民党の鏑木茂哉氏(67歳・5期)、維新の党の小田理恵子氏(43歳・1期)、公明党の河野忠正氏(55歳・3期)、公明党の沼沢和明氏(61歳・3期)、民主党の山田益男氏(59歳・2期)が立候補の準備を進めている。現職では唯一、無所属の吉田史子氏が出馬しない意向を示している。
新人では、自民党の野田雅之氏(46歳)、民主党の板橋洋一氏(60歳)、共産党の渡辺学氏(62歳)、神奈川ネットワーク運動の柳下博子氏(54歳)、新しい川崎の会の久米英一郎氏(50歳)、無所属で佐久間吾一氏(49歳)が出馬を表明している。
各氏の訴えは
鏑木氏は「地域コミュニティの活性化、防災・減災の強化、高齢者政策の新たな構築」を掲げ、『品格のある川崎』の実現を目指す。
小田氏は「無駄と利権の排除。財源を人口減少・高齢化への備えに回し、市民の健康と安心を守る政策の実行」を訴える。
河野氏は「子育て支援策の拡充、高齢者に優しい街へ、安全・安心な希望あふれる豊かな街を目指します」と強調する。
沼沢氏は「市民みなさまのいのちとくらしを守るため、いちばん近くで動き、働いて行く」との考えを示している。
山田氏は「多摩川古市場地区の整備、大宮地区へのシティーホテル誘致、南武線連続立体交差化事業の推進」などを訴える。
野田氏は、サラリーマンと大臣秘書の経験を生かして、安心安全な人に優しい魅力ある川崎市の実現を目指している。
板橋氏は、行政経験を生かし、市民、事業者、行政などによる、「幸・分かちあいのまちづくり」に取り組むとしている。
渡辺氏は「不要不急の大規模開発ではなく、福祉・社会保障・子育て優先の川崎市政の実現をはかります」と訴える。
柳下氏は「子育て・就労・介護など暮らしの課題は地域や現場から政策を提案。政治を変えます」と話している。
久米氏は、民間企業勤務、衆院支部長で培った知識・経験を市の行財政改革、サービス向上に活かしていく考えを示している。
佐久間氏は、先の多摩川河川敷における少年事件を鑑み、「少年犯罪に厳しい街川崎」を訴え、安心して暮らせる街づくりを目指す。
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