小倉在住の守田紗矢香さん(15)が5月8日から、カタールのドーハで開かれた第1回アジアユース陸上競技選手権に日本代表として出場し、女子陸上200メートルで銀メダルを獲得した。現在は8月のインターハイ出場を目標に、練習を重ねている。
アジア陸連が主催するアジアユース陸上選手権は、16歳と17歳(2015年12月31日時点)が出場できる。日本陸連では、若い世代に国際経験を積ませることを目的として、昨年度に行われた大会の記録をもとに、高校1年生中心の代表チーム編成を行った。日本代表には男子9人、女子9人の18人が選出された。
小倉在住の守田さんは陸上の名門、東京高等学校(大田区)陸上部(大村邦英総合監督)に所属する。塚越中学校陸上部に在籍していた昨年10月、第45回ジュニアオリンピック陸上競技大会で全国優勝を果たした。この時のタイムをもとに守田さんは、ユース日本代表に初選出された。
中学卒業から高校入学までの期間は練習時間がまともに取れない中、初日の予選は25秒23で1位通過。二日目の決勝では25秒16のタイムを出し、初の国際大会で銀メダルを獲得した。
守田さんは「海外の選手は身長が高い人が多く圧倒されたが、今まで練習でやってきたことを出せた」と話し「日の丸を背負うことは緊張したが、試合の時は集中出来た」と振り返った。
カタールまでは移動に12時間近くかかり、飛行機では足がむくんだという。気温も40度近くあり環境としては過酷だった。しかし、「出場するのであれば、絶対にメダルは取りたかった」と力を込める。
目標に向け、練習重ねる
自己ベストは中学時代に出した24秒64。銀メダル獲得も「タイムには納得いってない。改善点も見つかったし、経験も積めた。もっと練習を重ねて6月の関東大会では好記録を出し、8月のインターハイ出場をねらいたい」と目の前の目標を見据える。
同校陸上部には守田さんより速い先輩も多く、中学時代からのライバルもいるという。「目標の先輩が近くにいる環境において、一緒に練習しながら、もっと強くなりたい」と意気込む。
夢は5年後の東京オリンピック。「どうしても出たいが、自分にはまだまだやることが多い。まずは一つ一つの大会で、自分がどこまで通用するかを試したい」と抱負を語った。
同選手権で日本代表は、金1個、銀5個、銅3個と9個のメダルを獲得した。
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