川崎市は、「ひと・どうぶつ MIRAIプロジェクト」をスタートした。
同プロジェクトは、「人と動物が共生する心豊かな最幸のまちかわさき推進プロジェクト」とし、ボランティア団体など多様な主体と連携して、【1】いのちを「まなぶ」【2】いのちを「つなぐ」【3】いのちを「まもる」の3点をキーワードに取り組みを進め、人と動物が共生する地域社会を実現していこうというもの。
【1】では、「いのちの大切さを伝える取り組み」として、動物の愛護と適正な飼養について、学校や地域、家庭等における教育活動、広報活動を通じて普及啓発を図っていく。
【2】では、「動物の殺処分削減に向けた取り組み」として、(公社)市獣医師会や動物愛護ボランティアと協力し、負傷動物への治療強化や譲渡会の定期開催、動物に対するきめ細かいケア等を強化していく。
また、【3】では「動物に係る防災対策に向けた取り組み」として、動物の飼い主が災害時に適切な対応ができるよう、平時からの動物のしつけや健康管理、迷子札の装着、必要な物品等の備蓄や避難訓練等飼い主への啓発を行っていく。
先月宮前区でキックオフイベント
市はこれらについて外部有識者との意見交換会を今月から開始するとしているが、それに先駆け先月20日には、キックオフと位置付けた「動物愛護フェア」を宮前市民館と同区役所を会場に開催。市民に動物に興味を持ってもらうイベントとして、盲導犬・聴導犬のデモンストレーションや長寿犬・猫の表彰ほか多彩な企画を行った。
福田紀彦市長は、「これから外部の有識者らとともに、いろいろな形の『いのち』に関する取り組みを様々な事業を通して進め、動物を愛し人と動物が共生していく川崎市をつくっていきたい」と話している。
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