夏を中心に流行するウイルス性の感染症「ヘルパンギーナ」の患者が市内で急増し、市健康福祉局は21日、2年ぶりに流行発生警報を発令した。市は感染の注意喚起を行っている。
流行状況を示す市内37の定点(小児科)あたりのヘルパンギーナの患者報告数は、第28週(7月11日から17日まで)で7・84人と前週の4・54人から大きく増加。定点あたりの警報基準値である6人を超えた。
ヘルパンギーナは、夏風邪の一種で高熱や喉の痛み、白い水泡性の発疹などが現れるウイルス性の感染症。主に5歳以下の乳幼児がかかりやすく、夏を中心に流行し、毎年7月に患者数のピークを迎える。感染経路は、患者の咳やくしゃみ、水泡内容物に触れた手など。症状改善後も便には約1か月にわたりウイルスが排出されるため、注意が必要だという。
県内では7月上旬から患者報告数が増加。第28週の定点あたりの患者報告数が6・14で警報発令レベルの6を超えたため、県も同日、流行警報を発令した。
市健康福祉局担当者は「子どもに多い病気なので、今一度手洗い、うがいの励行を」と感染予防を呼びかける。
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