市立環境情報センターでこのほど、「さがみはら森林ビジョンと地域の取り組み」と題した交流会が行われた。
相模原市は昨年3月、市内の長期的な森林の将来像を見据え、森の整備体制を築く「さがみはら森林ビジョン」を策定した。これは市内の面積の約6割を占める森林資源を、健全な姿で次世代に引き継ぐための指針。交流会では、このビジョンが目指す将来像や基本方針などを、津久井経済観光課・山口美津夫課長が紹介。木材の利活用を図り、市民全体で森林整備体制を構築する必要性を語った。
津久井森林組合・坂本重光専務理事は「相模原の森の現状と津久井森林組合の取り組みについて」と題し、講演。森林はCO2を吸収するが、20年経つと吸収量が減少することから、温暖化防止や生態系の保全のためにも、定期的に木を切り、新たに植えることの大切さを強調。その上で「市内で成長した杉やヒノキ材を使った住宅建設やリフォームを増やし、循環の輪を作ることが重要」と、森林資源を使用する立場からの考えを述べた。
各立場からの連携を
交流会では、行政や市民、NPO団体、森林にかかわる企業などが意見を交わし、市の財産である森を守るため、それぞれの立場で連携する重要性を再認識した。会場に集った84人が、今後の森づくりに向けて、熱い想いを語り合っていた。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
ロボット企業交流拠点ロボリンク神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html |
<PR>