ロンドン五輪で銀メダルに輝いた、なでしこジャパンの近賀ゆかり選手(28)の伯父・近賀一明さん(62)が経営する美容室が中央区相模原にある。スタッフもゆかり選手伯母の恵子さん(58)や従妹の奈歩さん(30)ら親族だ。一明さんらにゆかり選手との思い出を聞き、日本が誇る鉄壁DFの素顔に迫った。
攻守になでしこ躍進の原動力となったゆかり選手。伯父の一明さんは、ゆかり選手について「とにかく足が速かった」と振り返る。「3歳の時から、走り方が他の女の子と違っていた」ほどだ。一方で女の子が好む遊びは苦手。従妹の奈歩さんは「お人形遊びはすぐに飽きていましたね」と笑った。
そんなゆかり選手の唯一のオシャレ。それは髪型のポニーテールだった。中学生ぐらいまでは、伯母の恵子さんらがカット。切りすぎて怒られたことも。厳しいアスリートの道を歩みつつも、「髪型ぐらいは好きにしたいと言っていました」(奈歩さん)。
帰国後すぐ再会
一明さんらは、ゆかり選手の実家がある戸塚などでロンドン五輪を観戦した。身内は活躍した姿より、失敗した姿が心に残るらしい。今回の観戦中も祈ったのは、「ミスをしないで」という思い。「心臓に悪かった」と皆が口を揃える。
ゆかり選手とは8月11日の夜、彼女の実家の寿司店で再会した。サッカーの話題は最初だけ。あとは笑い話に花を咲かせた。ゆかり選手が有名になろうが、以前通り接することが幸せだと誰もが知っている。ゆかり選手も変わらない。女子バレーも一緒にテレビ観戦。メダルの瞬間「すごい」と喜ぶゆかり選手に皆が返した。「ゆかりも銀メダルだよ。本当に頑張った」
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