お待たせライズ 地元で錦 接戦制す 「また見たい」の声
ライズが相模原で勝利を挙げた。日本社会人Xリーグの地元アメフトチーム・ノジマ相模原ライズが14日、相模原麻溝公園競技場でIBMビッグブルーを24―21で下し、初のホームゲームを白星で飾った。
逆転に次ぐ、逆転でライズが勝利への執念を見せた。前半、相手のタッチダウンで追う展開となったが、QB木下雅斗の正確なパスから徐々に攻撃にリズムが生まれると、第3Q(クォーター)にWR出澤信のタッチダウンで9―7と逆転。一進一退の攻防を繰り返す中、相手のタッチダウンで再逆転を許した。しかし、第4QにQB木下が密集から抜け出しタッチダウン。またも逆転に成功。最後は相手の猛攻で詰め寄られる場面があったものの、3点差でしのぎきった。終了の笛が鳴ると、ライズファンが陣取るスタンドからは大きな歓声が上がった。
試合後、整列した選手らはスタンドに向かって深々と一礼した。伊倉良太キャプテンは「ホームで勝つことができました。感謝でいっぱいです。もっと成長して頑張ります」と話すと、ファンから温かい拍手が送られていた。ライズの立ち上げからチームの支柱を務めてきた石井光暢代表は「昨日は眠れなかった。とにかく、勝って良かった」としみじみと語った。
家族4人で応援に来たという淵野辺在住の幡本直行さんは「地元のホームゲームはもっとやってほしい。これからも応援しています」と話し、地元でライズの勇姿が見られることに期待を寄せていた。
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