今年5月に史上最年少でプロボウラー資格取得テストに合格した南区大野台在住の坂本かやさん(16)=永山コパボウル(多摩市)所属=が6月7日、愛知県で行われた2016年度下半期女子トーナメント出場優先順位決定戦で166人中1位に輝き、デビュー戦を飾った。次は7月10日から、並みいるプロ選手が出場する「六甲クィーンズオープントーナメント」に挑む。
公益社団法人日本プロボウリング協会のプロテストに、男女通じて史上最年少の16歳3カ月26日で合格し、第49期女子プロボウラーとしてキャリアを歩み出した坂本さん。今年度下半期のトーナメントへの優先出場権をめぐり、実績のあるシード選手以外の女子プロボウラーによって争われるこの「順位決定戦」がデビュー戦の舞台となった。
試合は、1日で12ゲームを投げ、倒したピンの合計で順位を競う。「最初は戸惑った」と話すように序盤にやや出遅れた坂本さん。しかし、公式戦では自身初となるパーフェクト(1ゲームの投球12回すべてでストライク)を4ゲーム目で達成するなど徐々に調子を上げ、1ゲームを残し3位に浮上。そして、「気持ちを切り替えた」と臨んだ最終ゲームで一気に首位を奪い、見事1位を勝ち取った。
女子高生プロボウラー
坂本さんがボウリングを始めたのは小学5年。家族と訪れた八王子市のボウリング場で、現在も師と仰ぐ相模原市出身のプロボウラー・今泉秀規さん(36)=同所属=に見込まれたのがきっかけだ。「体の使い方が天才的にうまかった。家族で楽しんでいるところに思わず声をかけてしまった」と今泉さんは振り返る。
以来、坂本さんは本格的に競技に打ち込むようになり、めきめきと上達。女子では珍しいという、師匠直伝の「ローダウン投法」(手首の力をきかせて球に強い回転を与える投法)を駆使し、大野台中学3年の時に全日本の中学生大会で優勝。昨夏は1年生ながら高校日本一に輝き、その年の10月にはプロアマ混合で行われるジャパンオープンボウリング選手権(愛知県)で3位入賞を果たした。
現在は麻溝台高校(南区北里)に通い、平日は学校が終わるとすぐに多摩市にある所属先のボウリング場で練習に励む。週末は試合などで全国を飛び回るため休日はない。だが、「時間があればボウリングの練習か学校の勉強がしたい。休んだ分は結果に表れてしまう」と、向上心は尽きない。
「当初からプロ志向が強く、いずれは世界に挑戦したいと言っていた」と今泉さんが話すように、坂本さんは受験資格を得る16歳になるとすぐにプロテストに挑戦した。高校卒業後はボウリングに専念し、「20代のうちにPBA(全米プロボウリング協会)へ行きたい」と目標を語る。
次戦はシード選手が集う大会だ。坂本さんは「強い人が揃うけれど、優勝できないとは思わない」と意気込みを語った。
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