熊本地震のニュースに胸を痛め、日本のみならずアメリカでも支援の募金活動を行った人がいる。東林間在住の日本画家・荒井三重子さん(71)がその人だ。
荒井さんは6月20日・21日にニューヨーク・マンハッタンのギャラリーで、『日本文化の発信』をテーマに初の個展を開催した。金箔や銀箔を用いて描いた「風神」「雷神」など日本画を展示すると同時に、入口に熊本地震支援のための募金箱を設置。日本での報道も紹介しながら募金を呼びかけ、来場者から500ドルの寄付が集まったという。
「募金はアメリカ総領事館に持参し、赤十字に寄付してもらいました。アメリカでの個展は5年程前から温めてきた企画。ようやく実現でき、熊本支援にもつなげることができて良かったです」と荒井さんは話している。